悩ましい瑣末な幸福

星空とか、打ち上げ花火とかって、見ていてもなんにも手に入るわけじゃないのに、なんで見上げてしまうんでしょうね。特に流れ星や花火なんてすぐ消えてしまうんですよ。私は今まで、"そんなものを見てもなんの意味もない、ただ時間のムダだ"――そう思っていました。それなのに見上げるだけでどうして喜んでしまうのか本当に不思議です。そういった刹那的でささやかすぎる幸せの積み重ねって、たぶん大事なんですよね――。

……先日電車に乗っていたら、私の座っている後の窓の方向で花火が上がっていました。私の同じ側の席の人はみんな振り返って見ていました。私も振り返らずにはいられず、花火を見ながらそんなことを考えていました。

夏の終わりに相応しい話はここまでです。

（2年ほど前からも抗生物質を1日2錠飲んでいて、1か月に1回受け取りに行っていましたが、それとは別に、）今日薬局に行って"物理的に不安から回避する手段"を手に入れる時、その投与数を実際に聞いて驚きましたよ。1日にx錠と考えればなんてことないですが、それが1か月分集まるとすごい数になるんですね。なんか世界がちょっと遠くに感じられました。てゆーかこの若さで"1日にx錠"ということを聞いた時点で、おそらく大半の方が異常だと感じると思い、あえてそこは伏字にしました。（ちなみにxは1ケタで表わすことができる最大の自然数です。）

私は、私が最も忌み嫌う行為を実際に行った人の血を受け継いでいます。以前、その行為に向かって猛進していくことに対しての強い恐怖があることを書きましたが、それを知ったとき、その恐怖は少しも増大しませんでした。いいえ、本当は増大していないと信じているだけです。ですから、私が今心底"願っている"ことについては、できれば私は神様になり（願いを現実に変え）たくありません。しかし、たとえそれを叶えたときに充足感がこれっぽっちもないとしても、私は神様にならなければ、おそらく私の恐怖は打ち消せないのかもしれないとも思い始めました。周りに誰かがいるだけで、私に刹那的でささやかすぎる安心感が生まれますから、そういったものの積み重ねって、やっぱり、たぶん大事なんですよね――。

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そんなこんなで、1か月以上ブログ更新の間隔が空きましたが、10分おきに3つの記事を投稿していることからおわかりの通り、"もうひとつの"ブログはそこそこに更新しています。ただ、そちらのブログでは経過の詳細を書いていますが、この記事からもわかる通り、精神的に相当やられており、現在通院もしております。イストワール変則プレイも時間を見つけて進めたいと思っていますが、時間があっても手をつけられるかわかりません。楽しみにしてくださっている方には申し訳ありませんが、もうしばらく時間をください。