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樹海の隠し小屋

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土曜日に、人生の先輩方からいろいろなお話をお聞きする機会がありました。その中で、目下の生活にひとつ役立つであろう話があったので紹介すると、"光としての刺激は記憶に残りづらい"ということです。

つまり、テレビやプロジェクターによる映像などによる勉強をする際は、きちんと自分で考えて手を動かして書いてみたり、はっきりと発音したりすることが重要だそうです。また、テレビ講座やプロジェクターによる講演などは、どうしても進行が早くなりがちですので、必然的に内容も多くなり、その時間だけではなかなか自分のものにできないという欠点も持ち合わせています。

確かに、説明する立場としても、パワーポイントのプレゼンより、きちんと手を動かして説明した方が解りやすい説明ができます。もちろん、複雑な分子の立体構造や、実演するのが難しい運動の様子を表現した映像など、"文明の利器"に頼った方がよいものもありますが、そういったものは最低限に留めていくのが理想的ですね。

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フランツ・リストの、"パガニーニによる大練習曲(作品141)"と、"パガニーニによる超絶技巧練習曲(作品140)"のCDを買いました。いずれも同じ曲で、作品140を手加減して書き直したのが作品141だということは、以前書いたと思います。ちなみに、手加減前の全曲録音は全世界で3人しか成し遂げておりませんが、手元にあるのは日本人の演奏のものです。

中でも3番"ラ・カンパネラ"6番"主題と変奏"は有名ですが、私も3~6番は聴いたことがあるものの、1番と2番は聴いたことがありませんでした。しかし、まあ聴いて驚きましたよ。

今回買った練習曲集も、リストのオリジナルの"超絶技巧練習曲(12曲)"の方も、1番はプレリュードとして書かれていますが、全く内容が違います。超絶技巧練習曲はハ長調で、また私でもなんとか弾ける程度に易しく、つまりは肩慣らし程度の意味合いしか持たず、1分もしないうちに終わります。しかしながら聴いていて"明るく楽しい練習曲"という印象を受けるものです。

ところが"パガニーニによる~"の1番は全く違います。ト短調で、重音トリル(トレモロ)の練習曲としての位置づけもあり、難易度も非常に高く、演奏時間は5分を超えます。そして、いずれもアルペジオで始まりますが、こちらからは明るさや楽しさといったものが全く感じられません。嵐のようなトレモロとともに曲が展開していき、弾き手だけでなく、聴き手に対しても、他の5曲の手前に立ちはだかる"大きな壁のような練習曲"を作り上げています。

ただ、最後にアルペジオに戻ると、そこはト長調の10度と6度の光煌めく鮮やかなハーモニーで描かれ、そのまま美しく半音階へと収束していきます。この序奏との対比に、私は最初に聴いた時からドキッとしました。衝撃から驚愕への変化と言うべきでしょうかね。ここで、"壁としての曲"から"残り5曲へ一気に引き込んでいく求心力のある曲"へと昇華しました。私がいま6曲の中でトップを決めるとすれば、間違いなくこの1番を選びます。

この1番は、手加減前も手加減後も難度はほとんど変わりません。つまり、"これを手加減しなきゃ弾けない奴は、後の5曲を弾けるわけがない"とリストが判断したのでしょう。いや、これを弾ける人は絶対カッコいいですって。フランス語学校の飲み会でも、音大生と間違えられましたが、私がもっと上手にピアノを弾けたなら、聴いたその日から練習を始めていたことでしょう。でも、いつか弾いてみたいです。
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