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"樹海の隠し小屋"に付設するブログ。日々の雑感を語る。
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5月はじめに私自身が大きく揺らいだ事件が起こりましたが、連休中にどうにか持ち直しました。休みが明けて2週間ほど経ちましたが、今のところは騒がしくありながら、私自身は穏やかに生活しています。
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最近J-POPを聴く時間が激減しました。(おかげさまでカラオケではレパートリーも貧弱になっています。)代わりにショパンのノクターンをリピートしていることは書きましたが、新しい刺激としてフランツ・リストの"超絶技巧練習曲"を、何人かの演奏を比較しつつ試してみようと思います。この超人間的(人間的領域を超越した)な音楽により、私の思考に異質な風を吹き込ませようと思います。
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最近J-POPを聴く時間が激減しました。(おかげさまでカラオケではレパートリーも貧弱になっています。)代わりにショパンのノクターンをリピートしていることは書きましたが、新しい刺激としてフランツ・リストの"超絶技巧練習曲"を、何人かの演奏を比較しつつ試してみようと思います。この超人間的(人間的領域を超越した)な音楽により、私の思考に異質な風を吹き込ませようと思います。
フランツ・リストとは、とおっってもピアノが上手だった作曲家です。この超絶技巧練習曲は、リストの作品を代表する曲とも言え、ものすごいタイトルの通りに、突出した彼のピアノ技術をこれでもかというほどに表現しています。ショパンの練習曲は一般的な退屈な練習曲とは違ってメロディックですが、リストの練習曲もショパンのそれを上回るほどに聴き応えがあります。
二者の明確な違いとして、難度があります。リストの超絶技巧は幾度か改訂されていますが、版によっては全曲を完全に弾きこなすのが困難を極めます。もっとも、現代のピアノフォルテの方が作曲当時のものよりも弾きづらいなどといった理由もあるようですが、そもそも曲の難度が半端じゃないです。ショパンの18番や23番"木枯らし"のエチュードをも遥かに凌駕します。まだ12曲すべてをきちんと聴いていませんが、有名な4番"マゼッパ"や8番"狩り"などは、もはや弾き方がわかりません。"3段譜の読み方がわからん"とかという意味ではなく、鍵盤のあちこちを腕を飛び回さなきゃいけないのに、それを上回る高速なテンポで弾かなきゃいけません。少なくとも、私のような片手間のピアニストが手を出せるようなレベルの話ではありません。よって、ほとんど全曲が、私の"絶対に弾きたくない曲シリーズ"に無条件で入るでしょう。
また、ショパンのエチュードは基本的に2分程度の短いものですが、超絶技巧はbpmの高い曲でも平気で5分とか弾かせます。高い運指技術とともに、演奏者の体力・精神力を要求しています。"音楽がスポーツである"とはよく言われますが、ピアノ線をバツバツ切るような"SUEMITSU & THE SUEMITH"並の体力を持ち合わせつつ、的確に音を押さえていくための集中力をMAXに近い状態を曲の終りまで維持し続けることはなかなか大変です。ピアノは、幅数センチもない鍵盤が88(97)あるわけですし、その位置および力の加減を精密に調整しなければなりませんので、張り詰めた精神が途切れた瞬間に"音楽"が崩壊しますから。
また、リストは後期ロマン派の時代(是非時間を取って"西洋音楽史"を勉強したいものです)の作曲家だけあって、ハーモニーや調性の構成も大変凝っています。聴く立場にしてみれば、あまりの音符の速さにあくびをする暇もなく、そのうえめまぐるしい和声展開を楽しむことができるため、非常に演奏効果の高い曲です。逆に、あまり疲れているときには聴き入ることができませんが、バイタリティが充分にある時は是非ともお勧めの選曲です。
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ちなみに、この超絶技巧の上級編として"パガニーニによる超絶技巧練習曲"があります。これは、N・パガニーニのヴァイオリン曲をピアノのために編曲したものです。その難度は、全曲の録音を遺した人が世界中で3人しかいないことが物語っています。あまりの難しさのために、"パガニーニによる大練習曲"として易化改訂されていますが、もちろん改訂前の方がカッコいいことは間違いありません。
二者の明確な違いとして、難度があります。リストの超絶技巧は幾度か改訂されていますが、版によっては全曲を完全に弾きこなすのが困難を極めます。もっとも、現代のピアノフォルテの方が作曲当時のものよりも弾きづらいなどといった理由もあるようですが、そもそも曲の難度が半端じゃないです。ショパンの18番や23番"木枯らし"のエチュードをも遥かに凌駕します。まだ12曲すべてをきちんと聴いていませんが、有名な4番"マゼッパ"や8番"狩り"などは、もはや弾き方がわかりません。"3段譜の読み方がわからん"とかという意味ではなく、鍵盤のあちこちを腕を飛び回さなきゃいけないのに、それを上回る高速なテンポで弾かなきゃいけません。少なくとも、私のような片手間のピアニストが手を出せるようなレベルの話ではありません。よって、ほとんど全曲が、私の"絶対に弾きたくない曲シリーズ"に無条件で入るでしょう。
また、ショパンのエチュードは基本的に2分程度の短いものですが、超絶技巧はbpmの高い曲でも平気で5分とか弾かせます。高い運指技術とともに、演奏者の体力・精神力を要求しています。"音楽がスポーツである"とはよく言われますが、ピアノ線をバツバツ切るような"SUEMITSU & THE SUEMITH"並の体力を持ち合わせつつ、的確に音を押さえていくための集中力をMAXに近い状態を曲の終りまで維持し続けることはなかなか大変です。ピアノは、幅数センチもない鍵盤が88(97)あるわけですし、その位置および力の加減を精密に調整しなければなりませんので、張り詰めた精神が途切れた瞬間に"音楽"が崩壊しますから。
また、リストは後期ロマン派の時代(是非時間を取って"西洋音楽史"を勉強したいものです)の作曲家だけあって、ハーモニーや調性の構成も大変凝っています。聴く立場にしてみれば、あまりの音符の速さにあくびをする暇もなく、そのうえめまぐるしい和声展開を楽しむことができるため、非常に演奏効果の高い曲です。逆に、あまり疲れているときには聴き入ることができませんが、バイタリティが充分にある時は是非ともお勧めの選曲です。
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ちなみに、この超絶技巧の上級編として"パガニーニによる超絶技巧練習曲"があります。これは、N・パガニーニのヴァイオリン曲をピアノのために編曲したものです。その難度は、全曲の録音を遺した人が世界中で3人しかいないことが物語っています。あまりの難しさのために、"パガニーニによる大練習曲"として易化改訂されていますが、もちろん改訂前の方がカッコいいことは間違いありません。
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